LUNA MIX 北爪妃華編02



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  ―「やさしく潰される」の本当の意味―



眩しさに目を細めて、は薄暗い道場の天井を見上げていた。
昨日、確かにここでルナに抱かれた
柔らかく、強く、抗えぬ存在として。

だが、次の瞬間――
その記憶をかき消すように、彼女の言葉が告げられた。

「今日、ひとつ試合してもらうわ。
無観客よ。安心して。
相手は……北爪 妃華。」

「え……?」

心臓が、ずん、と重たく沈んだ。
妃華――
昨日リングの上で観た、“あの巨体の女帝”。
あんな相手と、本気のデスマッチ?

「いや、いやいやいや無理です、マジで……」

手足が冷え、呼吸が浅くなる。

「なんで、よりによって……妃華さんなんですか……」

ルナは微笑んで、まるで何でもないことのように言う。

「昨日、あれだけ気持ちよさそうに潰されたんだから、
本番でもいけるでしょ?」

 

 北爪妃華の物語

リングの照明が落ちた瞬間、会場の空気がひとつ静かに息を止めた。

そしてスポットライトが中央に差し込むと、そこに現れたのは、堂々たる体躯をもってゆっくりと歩を進める女だった。

北爪妃華――“北の女帝”。

彼女の登場に、ファンたちは一斉に歓声を上げる。「ひめちゃん!」「モフ姫、がんばって!」という親しげな呼び声が、四方から飛んできた。

彼女の身長は171センチ。非公表ながら、その“質量”はファンの誰もが知っている。だが、それは決して「隠すもの」ではなかった。

その身体は、誇りであり、武器であり、そして信念だった。


小さい頃から妃華は、周囲と「違って」いた。「大きいね」「迫力あるね」と言われるたびに、胸の奥がざわついた。

学生時代には「ゴリラ女」などと心ない言葉を浴びせられたこともある。でも、彼女は笑っていた。

「怒ったら“本当に怖い”って思われるから、笑うようにしてた」

そう話すその表情には、ほんの少しの寂しさと、揺るぎない強さが混じっていた。

転機が訪れたのは、中学で柔道を始めたとき。畳の上で初めて、彼女は「重さ」が人を動かし、止め、制する力になることを知った。

その柔らかく重い体は、誰かを傷つけるためではなく、包み込むための力へと昇華していった。


高校生になったある晩、テレビの中で笑顔で闘う女子レスラーの姿に出会う。

圧倒的な存在感を持ちながら、優しげな表情で相手を組み伏せるそのレスラーを見て、妃華は確信した。

「あれ、私みたい。なのに、あんなに堂々としてる…!」

その瞬間、彼女の心に火が灯った。プロレスという舞台に、自らの“重さ”を賭けてみたいと、強く願ったのだ。


現在、妃華は「ルナ・パワーズ」の看板選手として活躍している。

彼女のファイトスタイルは、まさに「包容する力」を体現するものだ。
ベアハッグで相手をしっかりと抱き締め、逃さずそのままスプラッシュに移行する。

その一連の流れには、力の暴力ではなく、技術のやさしさがある。
圧倒的な質量の説得力に、観客は目を奪われ、興奮の渦に包まれていく。

けれど、妃華の魅力はリングの上だけではない。

試合が終われば、彼女は倒れた相手をゆっくりと抱き起こし、微笑んで肩を叩く。

観客席では、その一連の“リングの母性”に思わず涙する者さえいる。

ぬいぐるみを集めるのが趣味で、控室のロッカーには愛らしい仲間たちがずらりと並んでいる。

大柄で堂々としたその体に、どこか少女のような愛らしさを秘めている――そのギャップもまた、ファンを魅了してやまない。

写真撮影の列では、どんなに小さな子どもとも目線を合わせようと自ら膝を折る。

それは人気取りではなく、心からの礼儀であり、敬意であり、やさしさだ。

「やさしく潰す」――そのキャッチコピーには、彼女のすべてが詰まっている。

過去の痛み、笑って耐えてきた時間、柔道で見つけた強さの形、テレビ越しに見た憧れ、そして今、自分が誰かにとっての「希望」であるという責任。

彼女の重さは、ただの質量ではない。

それは、支えてきた重みのすべてであり、抱き締めてきた痛みのすべてであり、いま、誰かを包み込む“やさしさ”のかたちなのだ。


北爪妃華は、今日もリングの中央に立つ。

柔らかな笑顔のまま、腕を広げて――

“潰すために”ではなく、“抱きしめるために”。

それが彼女の、誇り高きファイトスタイルである。

 

 本気の試合

ロッカールームでスパッツに着替えながら、
光は何度も自問していた。

「これって……プロレスの練習ってレベルじゃないよな……
無観客って、なんで誰も見てないのに俺、潰されんの……?」

リングを見上げる。
そこに既に立っていたのは、北爪妃華。

いつもよりシンプルなコスチューム。
だが、むしろそれが余計に「本気の試合」を思わせた。

「へえ……この子が、今日の相手なんだ……ヒカルく〜ん、よろしくねぇ〜」ふわっと笑う妃華。その声に、光は鳥肌が立った。

黒のスパッツに着替えたヒカルは、遠目にも分かるくらい華奢で、肌が白くて、まるで“壊すためにあるガラス細工”みたいだった。

けど――
「あの目……逃げたくて仕方ないのに、リングから目を逸らさない」

その姿が、妃華には少し前の自分と重なって見えた。



「――はじめなさい。」
ルナが、マットの外から一言だけ告げた。

音もなく、妃華が一歩、二歩、近づいてくる。

その瞬間、光の中で“ルナに潰された快感”と“妃華に潰される恐怖”が交差する。

「これ……無理かも……俺……泣くかも……」

けれど、リングのロープに手をかけた光の後ろで、
ルナがぽつりと囁いた。

「逃げてもいいのよ。
でも、逃げるなら“ここまで”だったってこと。
つまり、君には“潰される価値がなかった”ってこと。」

その言葉に、光の膝が震える。
でも、それでも――彼はリングに一歩、足を踏み入れた。





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