窮地に追い込まれたASWだが、起死回生のエルザのソバットが運よくきまり、リョウヘイを撃破。 大将戦に全てをゆだねる男女ミックスファイト団体戦。
大将はユウコ。 もう、後が無いので女子レスラーは勝つしかない。 一方、男子学生は、大将のコウジが勝てば、勝利だが、負けると2勝3敗で団体戦の敗北がきまるが、まだあるのだ。
女子レスラーに勝利したケンジロウとヨウスケの2人に連戦しなければならないのだ。 しかも、連勝しなければレイプされる。
まだまだ、ASWは、苦境が続く。
まずは、ユウコが大将戦で勝たなければならなない。 これは、前提。その上でハードになりそうな連戦を女王ケイコが勝ち抜かなければならない。
この大将戦は男子学生も、さほど期待はしていない。 コウジは、捨て駒的な意味で最後に回しただけだからである。
それでも、男は男。 ユウコも困惑するミックスファイトを展開するのだ。
コウジは色白の男で見た目は弱そうに見える。 卓球のため室内での練習が主であり、色が白いほうが強いのだと、よくコウジは自慢していた。
そんなコウジを一気に畳み掛けてしまおうと、ユウコが仕掛けにかかる。
アームホイップで投げてから、ひっぱり起こして、ロープに振り、ラリアットに強襲キックから鍵固めと華麗なプロの技が展開される。
「コウジ、まだまだ、いけるぞ!」 男達が、コウジを叱咤激励する。
「ユウコさーん、頑張って!!」 さっきまで、半べそだった女子レスラー達も、盛り上がる。
「これは、ユウコに分がありよね!」 「勝てる勝てる、さすがユウコさん。男なんて目じゃないわ」 女子レスラー達の笑みが見える。
それほど試合運びも順調でしたし、体格的にも充分勝てると踏んだのだろう。
コウジは、怯みながらも必死に抵抗する。
「こうして、人前で辱めの限りを受ける事になるなんて、不憫なものね」 ユウコが不敵なな笑みを浮かべる
「クッソー」コウジはユウコの足四の字固めに泣きそうなほどの苦痛にため、両の手でリングをバンバンと叩きつけている。
苦し紛れに、強烈なビンタをユウコの膝や太ももに喰らわすも、さらに足四の字固めが強く締め上げていく!
「ああ、いてててぇぇ」 男の悲鳴が響き渡る。
「離して、離して、離してくれぇぇぇぇ」
「ヘイ、ギブアップ!!」
「の、のおー」
「NO? えーい!」
強烈な四字を外し、そもまま、首四の字固めだ。
「おおおおお」 これはなんとも羨ましい。
ユウコの太ももの中でコウジは意識を失っていく!
勝者 ユウコ
場内から歓声が上がる。 待っていましたとばかりの快勝である。
「見たか、男共これが女子プロレスラーの力よ」
これで通算3勝2敗で女子プロ団体ASWが男子大学生チームに勝利!
あとは、ケイコが自ら2勝すれば!
「ユウコ、お見事」 ケイコがユウコを称え握手をする。
「ケイコさん、後は任せました、お願いします」
ケイコの相手はあのヨウコに圧勝したケンジロウだ。 正直女子レスラーに負ける玉ではない。 また、その後ヨウスケにも、勝たないといけない。 ヨウスケもいつもユウコに負けているとは言え、マナミを破っている。通常なら楽勝だが今日のヨウスケは、ナナの手前もあってか要注意だ。
活気つく女子プロ団体を鬼のような形相でにらむ男達がいた。
「さっさと次、本番いくぞ!」 ケンジロウが凄まじい気迫でリングイン!
強烈な、蹴りでパイプ椅子を破壊し受身の投げ技で、リングを叩きつける。 その音は、場外まで響き渡るほどで、雄たけびを上げるケンジロウ。
ほとんどの女子プロレスラーは、すくみ上っている。
さあ、本当の闘いはここからだ!
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