■ エミ(仮名)との対戦
柔術経験を持ち、後にプロ格闘家としてデビューした女性との対戦である。
この時点で、勝負はほぼ決まっていたと言っていい。
自分:172cm・54kg前後
エミ:174cm前後・75kg前後
体重差:約20kg以上。
この時点で、単純な力勝負では成立しない条件だった。
■ 初戦(約15秒)
組み合う前の一瞬で距離を詰められ、そのまま倒される。
気付いた時には右腕を取られていた。腕十字を決められたのである。
払いのけようとするが、重さと力がまるで違う。
抵抗はほぼ無意味だった。
そのまま関節を極められ、腕が引きちぎられるような感覚に襲われ、即座にギブアップ。
時間にして、わずか15秒程度だった。
さらに、倒れた状態で蹴りを肋骨に一発受ける。
これまで経験したことのない威力で、しばらく動けなかった。
そのまま棄権し、終了。
後日、痛みが引かず病院へ向かうことになった。
■ 再戦(半年後)
リベンジとして再戦するが、結果は変わらなかった。
開始直後に足を取られ、再び倒される。
そのまま関節を極められ、動きを封じられる。
さらに上から完全に抑え込まれる。
いわゆるマウント状態に近く、体重と圧力で完全に支配された。
乗られているだけでギブアップ、タップを繰り返したし、騎乗位で何度も窒息させられた。
その後も関節技を次々と決められ、悲鳴とともにギブアップを繰り返す展開となった。
なのに、人生初のドロップキックをあびせれました。
まだまだ、次々と関節の決められ、悲鳴のタップ&ギブアップを繰り返します。
涙を流す私に思いっきり1発強烈なビンタをされます。
もちろん、私は、吹っ飛びます。
こんな強烈なビンタ、人生で喰らった事はありません。
初めてミックスファイトした、あのBote翔子戦が脳裏によぎりますが、その時と違い、正直いって
生命の危険を感じました。
圧倒的に強い彼女に簡単につかまり、逃げることもできないし、抵抗しても、このありさまですから
私の命は彼女の匙加減1つというわけです。
翔子戦であれば、まだ、抵抗はできましたが、段違いですから。
これがプロなんだと
■ 総評
ここまでの対戦を通じて明確になったのは、「プロとの圧倒的な差」である。
これまでの対戦では、多少なりとも抵抗や駆け引きが成立していたが、
このレベルではそれすら成立しない。
技術、体重、スピード、判断、すべてにおいて次元が異なっていた。
結果として、この対戦以降、個人間でのファイトは大きく減少し、
より安全性の高い環境での対戦へと移行することになった。
強い女子に負けたミックスファイト実体験
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★☆★ ゼロ・マスターの女子敗戦録 ☆★☆
本シリーズは、ミックスファイトジャパン運営者ゼロ・マスターが若い頃に体験した実際の男女対決を記録した体験談シリーズである。
女子プロレスラー、一般女性、格闘経験のない女性など、様々な女性との対戦経験をもとに、男女の体格差や力関係、当時のリアルな対戦の様子を記録している。
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強い女性がお好きな方向けコラム