後楽園での 巡業
メインイベントは、ブルゴン対ケイコのシングルマッチ。 当初は、タッグ戦の予定だったが、ブルゴンの強い希望によりシングル戦となったのだ。
これまで、何度も、対戦してきた2人だが、今回はガチでブルゴンはケイコをつぶそうとしている事が伺える。 セコンドに極悪同盟のローズとグリーを従え、花道を竹刀を振り回しての登場だ。 押し寄せるケイコの半被を着たファンの男性が 「デブー、しんじまえ〜!!」等と野次るものだから、ブルゴンが無表情で裏拳一発をかまされ沈められた。
気合充分である!
ケイコが入場である。
熱気あるファンからの熱い声援は男性ファンも女性ファンからも多く、こちらは、 タッグチャンピオンである、御馴染みヨウコ&ユウコのセコンドに従えてきた。
いつもと、雰囲気の違うケイコ。
今日は、負けられない。
この試合が決まってから、以前から肉体改造してビルドアップしていたケイコも標準をしぼり歓声していた。体重も75キロまでに増やしていた。
それでも、ブルゴンとの体重差は、50キロ近くある。 パワー勝負にはいかないが、むしろ重くなり、跳躍力を生かせず一層不利なのでは、との声もあった。
いつものように、暴れてこないブルゴン。 静かにゴングがなる。 両者がにらみ合い、互いにがっちりと組み合う。 そこから、一気にブルゴンが押してくる。
一気にロープまで絡み合ったままいき、さらに ブルゴンがそのまま、反対ロープまで、ケイコを押し出していく。 力の違いを見せ付けんばかりだったが、ケイコの引き落としでブルゴンがマットに叩きつけられる!
おおおお!
歓声がおきる中、会場内からは、ケイココールが始まる。
ローキックを入れ、張り手にエルボーと次々にブルゴンに決めていくが、ブルゴンもチョップで応戦してくる。 巨体の割りに動きが素早いブルゴンであるが、ケイコのバレリーナの如く細かな足技で、かわされ、地味にダメージを受けていく。
(省略)
トップロープからのケイコのムーンサルトプレスで、勝利を収めた。 15分間の死闘でブルゴンの顔は変形するほどのアザと流血で大の字に倒れていた!
ケイコもアザだらけで、マイクパフォーマンスは中止された。
血だらけのリングを後にするのだった。
数週間後、ブルゴンの引退が発表された。
ケイコは日本の女子プロレスの王者として、これ以降君臨していくことになるのだった。
女王となり、ライバルも少なくなると、男性だけでなく、女性も性奴隷を持つようになり、 プライベートも充実。 5人の女子レスラーを奴隷として所有し、シュンの友人達も、練習台と称して、M男性は20名近く所有していくのだった。
それは、また、本編最終話で!
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